じぶん沿革

2019.04 : 前職25年で退職

2019.07 : 勢いで令和の起業

2020.01 : コロナパンデミック

2022.06 : 3期目ギリ黒(汗)

いき渡ったパソコン、テレビ

2021年11月3日

数の論理

三菱電機さまがテレビ事業を大幅縮小されるとのこと。パソコン、テレビは日本の電機メーカーさまの活躍でいき渡ったということかな。わたし個人としてはテレビは映像ではなくBGMとしてのハコである。ほぼラジオ、スピーカーのポジションである。

つけてるけど、ぜんぜんみてない

 今もベスポジかな 

三菱REALブランドは2004年(平成16年)からの販売らしい。アテネオリンピックがあって競泳の北島康介氏「チョー気持ちいい」が流行語大賞。なるほどテレビ中継が活躍した瞬間だ。あとNHKで「冬のソナタ」が放映されて韓流ブームでもあった。おぉテレビ、レコーダーが必要だった時だ。設置場所もリビングのベストポジションを確保していた。今でも場所こそ同じところに設置してあるのかもしれないけど、今は画面に使う時間はスマホ、タブレット、パソコンの方が多い。Youtube、Netflix、Amazon Prime Videoなどの映像配信サービスに魅力があるから余計そうなる。テレビ自体のハードウェアもおおよそこんな感じで作れば良い、みたいに固まっているので新興メーカーでも安くつくれちゃう。テレビ自体は残るけど日本の電機メーカーさまが日本人にテレビを供給することは十分過ぎるほどしていただいたと思う。

 

 パソコンも再編済 

海外ブランドは完成度高くて割安感も出しちゃっているから販売台数が伸びないメーカーが事業再編してゆくのは普通の流れ。NEC、富士通はだいぶ前に外資レノボ傘下。三菱電機さまもパソコン製造していたけど2000年よりも前に縮小していた。BtoB、特定用途をターゲットにしていたパナソニック、バイオ、BTOメーカー複数社が単独でデザインとか耐久性能で納得感を出しながら踏ん張っておられる。あ、東芝のパソコン事業は鴻海精密工業(ホンハイ)の資本参入で経営復活したシャープが買収してますね。

Apple整備済モデル

メーカー認定中古品でも十分な働きをしてくれる。わたし個人が起業時に購入したのはMac Book Pro13inch(2560×1600) メモリ8GB+SSD 256GB 2016年Late(第6世代core i5)のApple整備済み中古品。当時約12万円で外観、梱包、付属品は全部新品同様。このモデルのバッテリーは耐久性に問題があったようで2年使ったところで無償でバッテリーだけ新品になった。それもメーカー認定の修理屋であるカメラのキタムラさんで対応。近所にあったので持ち込みも楽だった。超ラッキー。

core i7でも10万円

業務上Windowsが必要になってきたので最近発注しました。レノボ Thinkpad E14Gen2 14inch(1920×1080) Windows11+メモリ16GB+SSD 512GB(最新の第11世代core i7)。使用中のMac Book Proに比べCPUが5世代も進んでる。インタフェースに超高速Thunderbolt4があるから4Kモニタとの相性も良いはず。それで法人見積10万円。むむぅ、このスペックで10万円ってすごい。日本メーカー製でこの価格は出ない。近い価格が出るのはHP、DELLだからやっぱり海外メーカー。そうなっちゃうなぁ。

 

 コストダウンのネタ 

数の論理がもう効かないのはとっくの昔に皆感じていること。テレビにしろパソコンにしろ大手企業ほど部品メーカーとのコストダウン交渉ネタが生み出せない状態ではないかしら。開発部門は新しくて尖ったパーツはリスク(責任)負えないから使いたくないし、品質部門も認定しちゃったリスク(責任)を負いたくない。それは組織の本音。そうなると中間にいる商社の立ち振る舞いが求められるのだが日本市場が縮小していて既存部品のままではアグレッシブに交渉できるはずもない。それは大手企業の購買さまも分かっているが部品メーカーと商社にプレッシャーかけるしかない。

ここ10年くらいかなぁ、家電などは日本企業が海外工場にプレッシャーかけて品質確保をしながら部品コストダウンを進めてきた。しかし今や立場が逆転しちゃったような雰囲気。私も最近あったのはタブレット調達案件で海外ベンダーに見積依頼してみたら日本に届くのは「普通の価格」でした。相手からすると1,000台の桁は魅力でもない。話しを盛って10,000台とか50,000台とかで見積チャレンジするのも方法だが、それで発注しなかった場合は付き合ってくれなくなる。半導体不足になって相場が上昇したけど海外価格は日本価格よりも安価だった。

「数を追わないビジネスに転換」そんなビジネストランスフォーメーションのフレーズが家電以外の市場でも聞こえてきます。さて、どう再編されるのか。テレビの技術を活かして何か便利なモノが生まれるのか?後日の教材になると面白いなぁ。