営業 2.0
頼んでるか、謝ってるか
仕入先さまや取引先さまの多くはテレワーク中心となった。対面営業はまだ様子見の印象ですね。前職の知人と会話していて、そういえばと思い出し笑い。私が前職の半導体商社で大手電機メーカーさんへ営業をしていた2015年〜2019ごろのこと。当然ながら同じような商社営業さんが大勢いましたが、周囲を観察してみると ほとんどが購買さんや開発者さんに「頼んでるか、謝ってるか」の商談。お願いする時も謝るときも頭を下げて。今でこそ笑っちゃいますが、そんなことを波状攻撃のごとく各社展開していた記憶があります。対面営業が減っても画面越しに同じことしているのかなぁ。
営業2.0
なんとか2.0とか3.0など良く聞く表現。「営業2.0」はデジタル時代の営業を表現するワードとして見かけます。あ、でもググると営業3.0というのもヒットするなぁ。いやいや営業そのものも不要になるという記事も多いですね。今までのリアル対面ベースからの進化を考えてみるということで、ここでは営業2.0で頭を整理してみよう。そうなると「営業1.0」はリアル対面型営業が主流だった時代のスタイルを意味するのかな。コロナ感染拡大前にベンチャー立ち上げ人・守屋実さんのプレゼンテーションや書籍に出会う場面があった。「働き方2.0」(2020年3月投稿)での会社のプロ/仕事のプロという表現は面白かったなぁ。
さて非対面での営業活動に移行をしているため、IT武装化が強制的に加速されている雰囲気。SlackやFacebook Messenger、LINE WORKS、Skype、Zoomなどで会話を成立させ、SalesforeceやKeynoteなどのマネジメントツールで業務遂行をする。データはGoogle Drive、One Drive、Box、Dropbox、Sansan、Eightなどのクラウドストレージで共有など。そういったセールステックをサラッと使いこなしちゃうのがデジタル時代の営業さんというイメージでしょうか。しばらくするとオールインワンツールが海外から参入してくるだろうな。
ん〜、オンラインでも業務遂行が今まで通りできるにはセンスも必要。メールじゃなくてチャットが習慣になるだろうし、共有ブツはクラウド。そんなDX化が進んでオンラインとなってもテキストで守備しきれるほどイージーではないだろうからコミュニケーション能力は必要。いろいろとセンスが求められそうだなぁ。
しかしセンスのある営業がいたとしても経営が追いつかない可能性もあるのでは。思い出すのは前職で営業力アップを狙うためセールスフォース導入を要望したが経営層には届かなかった。せめて名刺管理ツールSansanだけでもと思い社内稟議してコーポレイト契約をしたのだが取締役、社長、会長を突破するのに3年かかった。現場を強くするのは経営者側のセンスだって濃く関係する。
さてさて時代は変わったのだから(←時代は変わりますか;1月投稿)この営業2.0や次の営業3.0はどうなるのかちょっと勉強してみよう。
▽参考記事
デジタル時代に必要な営業力とは