トランスフォーメーションEX MX SX
AX BX CX DX。時代が変わる象徴(時代は変わりますか?)としてアルファベッドで表現されるワードたち。むむ、自動車業界でも新たなワードが出現しているよう。ちょっと調べてみよう。
バズワード: なんかそれっぽい表現のことを指すコトバ、ワードのこと
EX:Energy Transformation
エネルギー・トランスフォーメーション
直訳するとエネルギー改革。ガソリン→ハイブリッド→そして完全に電気。クルマの動力源が変わることでビジネス形態も変わるのは今や既定路線ですね。もともと地球温暖化のことでCO2(二酸化炭素)を排出しない再生可能エネルギーが求められていたので電気自動車はその答えのうちのひとつ。ではその電力供給はどうするの?この社会環境を考えることがEXみたい。発電、送電、蓄電などの技術改革が連動してくる。
クルマはどう進化するのか楽しみではあります。
HV:Hybrid Vehicle(ハイブリッド自動車)
EV:Electric Vehicle(電気自動車)
PHV:Plug-in Hybrid Vehicle(プラグインハイブリッド自動車。発電機能を備えたクルマ)
FCV:Fuel Cell Vehicle(燃料電池自動車。水素で発電して走るCO2無排出のクルマ)
MX:Mobility Transformation
モビリティ・トランスフォーメーション
直訳すると移動の改革。ヒトの移動行為がコロナ感染拡大で激減したが、物資の移動はオンラインショッピングなどの背景で逆に激増。自家用車を持たずにカーシェアリングを選ぶ。移動の変化が起こっていること、その最適化をすることがMX。
MXとは別にMaaS(Mobility as a Service;サービスとしての移動)というワードもあり、CASE(Connected, Autonomous, Shared, Electric;クルマの進化を支える要素)というワードも存在する。企業や団体が自分たちの考え方を表現するのに便利なワードを用いるので種類が多くなるのはどの業界でも普通にある。
SX:Sustainability Transformation
サステナビリティ・トランスフォーメーション
ほほぉ、経済産業省からも2020年8月に報告書が出ていたんですね。サステナブルと聞くとSDGs(Sustainable Development Goals;持続可能な開発目標)を思い出しますね。ここでSXと表現される持続するための改革は企業と社会の2つの視点で双方向で作用しながらやっていこうぜという考え方。加えて企業の強化には投資家の声も必要だとしている。
・企業の サステナビリティ (企業の稼ぐ力の持続性)
・社会の サステナビリティ (将来的な社会の姿)
SDGsとは似て非なるものがESG(Environment, Social, Governance;環境・社会・ガバナンス)というワード。企業の分析や投資をするにあたって、この3つのモノサシで判断するのが良いよねというもの。SDGsは企業だけではなく社会というか世界全体を対象にしたもの。